【体験談】高齢親の圧迫骨折手術から癌疑いでの手術まで:家族の備忘録

老人とベンチ 生活

以前、親が癌になって手術をするべきかどうか考えている記事を
80歳後半の親が癌になりました。手術するべきかしないべきか?家族で考える。
でかきました。が、その後の結果について記録してみようと思います。

はじめに


今、高齢者がどんどん増えてきましたね。
とても元気な方がたくさんいらしてびっくりの世の中になってきました。
そのためこれから高齢の親御さんの手術について悩まれる人が増えてくると思います。
このブログで親の手術をどうすべきか検討している人がいたら是非参考にして見てください。

同じように悩んでる人へ
いろんな方の意見があると思うのでたくさんの方の体験ブログなどを読んでみて自分の親に合うものを見つけてくださいね。

背景・経緯

当時
親の年齢:87歳
健康状態:とても元気。現役でまだ、会社経営で張り切って仕事をしていた。
暮らし:一人暮らし(夕ご飯の準備はお願いしてお手伝いに来てもらっていた。)

圧迫骨折がわかったきっかけと経緯

2月の初め:朝おきられず、何日か接骨院行くものの全くよくならず。
2月の終わり:よくならないので病院へ行くと「骨粗鬆症による骨折」といわれる。
薬飲んだり、点滴したり。
4月中旬:よくならないのでCTとる。一個、骨がほとんどないと言われた。手術するか聞かれすることに。
手術の説明受ける。
バルーン入れてセメント入れる手術。
「経皮的椎体形成術」
寝てるときは背骨が長方形になってるが、おきるとつぶれている骨にセメント入れてをもとに戻す。
よくある手術らしい。
4月末:手術←ここまですごい早い

癌疑いが浮上した経緯と検査

2月:検査をする中で右の腎臓に1.3~1.9の腫瘍が見つかる。
5月:別の病院でも見てもらう腫瘍は2センチ。変わらず。肺が網目状で心配の為検査追加
5月:検査の結果、内科で間質性肺炎といわれる。が、12年前からあるらしい。薬という方法もあるが免疫が落ちるので飲まない方向に。
5月:CTをとるために入院
5月:心臓の検査。心臓の動きは良い。大動脈弁が少し硬い。年相応なので手術可能。
泌尿器科では腎臓の働きが少し悪い。2つあるのでギリギリセーフ。全摘なら摘出手術はしない方がよいが部分摘出手術で行けそうなので手術可能。といわれる。
6月中旬:手術

手術・入院の記録

経皮的椎体整形術

病院選び:圧迫骨折の手術については近くの見てもらった病院ですることに。
手術内容:寝てるときは背骨が長方形になってるが、おきるとつぶれている骨にセメント入れてをもとに戻す。よくある手術らしい。
手術中・術後:アッという間に手術日が決まり、アッという間に終わった感じ。家からもそんなに遠くない病院だったからか行きは緊張していたが退院時は元気。
手術自体は心配していなかったがのちの背骨が曲がったままがそのあと何日もしんどそうだった。

癌疑い摘出手術


病院選び:癌疑いについて圧迫骨折の手術した病院では判断できなかったので大きな病院に紹介状を書いてもらい行く事に。大きな病院で検査し、手術を受けることとなる。
手術内容:癌疑い腫瘍の摘出手術。難しくないところにあるようでぽろっと取れそう。と、そんなに難しくはないと説明される。
手術前日:本人6時間の手術といわれドキドキ。痛いと言われ本人ドキドキ。
手術当日:本人から10分前には行ってきますのライン来る。
病院からは無事終わりました。輸血の必要もなくICUです。明日様子見て一般病棟に移ります。と連絡をもらう。
手術翌日朝:ラインもらう。痛いらしい。
翌々日:昨夜、過呼吸になり大変だったらしい。体調は悪くないが痛みの不安からくる過呼吸だったらしい。
手術の6日後:無事退院。

コロナ過ということもありよくも悪くも家族は病院に入れず、遠方にいた私は帰らず、家から応援することとなる。
どちらも入院中は病棟内をうろうろ歩き回るように本人に特に言っていた。

退院後の生活

リハビリや通院の実際

圧迫骨折の手術後は完全に背骨が曲がってしまい、よく見かける背中が曲がったおじいちゃになってしまう。胸を張るのができないので胃がしんどそうな時期もあった。


何とかまっすぐにならないかといろいろ試してみたがその時は少しは楽になるがつけるのが面倒になってくるのか数年たった今ではつけていない。曲がった背中を受け入れたようだ。

一か月後の病理検査の結果は「腎オンコサイトーマ」

そのあと病理検査の結果、腎臓の腫瘍が「腎オンコサイトーマ」という腫瘍でした。
これは手術前の検査では癌との区別がしにくく、病理検査しても判断がつきにくい腫瘍だそうです。
結果、この腫瘍は良性腫瘍だったわけですが稀に転移することもあるなんとも小憎らしい腫瘍です。
それを聞いた父の一言
「えーとらんでも良かったの?」
まあ頑張って取ったので少し長生きしてもらいましょう。

家庭での介護・ケア

一人暮らしの為、以前より頻繁に連絡するようになった。簡単に手術を勧めたが入院中の不安はすごかったのかと少し反省。
手術後も前と変わらず、会社に行き、仕事をしていた。
動けたのでよかったが、他の機能(耳が遠い等)の衰えはどんどんあるので歳とってできないことが増え、本人の中にやるせなさ、もどかしさが増えてきていた。
こればかりは本人にその年齢を受け入れてもらうしかできず、出来ることをしてもらって寄り添うしかないかと。

変化したこと

背骨が曲がったまま治らず。数カ月はいろいろ試してみるもどうにもならず。
それ以外は変らず活動的。

気づき・学び

実際に経験して感じたこと

予想以上に高齢者の手術は体に負担が大きいと思った。

家族として準備すべきこと

お金や保険については本人がしっかりしていたため全然わからず。
まだ、一割負担だったので何とかなった。といっていた。
入院中は面会に行く事も出来ず、だったが、今の時代携帯を持ち込めるので携帯でよくラインをしたり、電話をしたりしていた。本人と連絡が取れ、声の調子などもわかるので今の時代に感謝。
これができない高齢者は不安かもしれない。

他の人に伝えたい事

医者任せにしないでほしい。
親の性格や生活によって決めた方がよい。

まとめ

経過観察

圧迫骨折の手術に関しては少し通院したが、もう通院していない。
摘出手術に関しては手術の年だけは9月にCTそのあとは半年に一回レントゲン検査と血液検査をすることになり、通院している。少し距離があることと、耳が遠いので、実家に帰りつきそって通院。
手術に関しては良好。次で最後になりそう。

これから経験する人にアドバイス

今回、父親がすごく元気で復帰してまだまだバリバリ会社で働く気満々だったので手術をしましたが、仕事をしていない高齢者だったら圧縮骨折の手術をして後はゆっくり過ごしていると思います。
これは本当に個人によって違うことです。
その方が元気に動きたい性格でそのために不安をとってあげたいならしてもいいですが、やはり手術をすると体は弱ります。その方のことをよくわかっているのはお身内の方です。その人に合った判断をしてあげてください。


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