ブログをボーと書いているすべての人に読んでほしい一冊。

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今日は
20歳の自分に受けさせてい文章講義
を読んだのでその記録です。

ブログを書くようになってから文章の書き方を学んでます。

50代だけど20歳ぐらいの文章能力もあるかないかの私なので読んでみました。

読みながら、付箋がいっぱいつきました。

読みやすいけど内容が濃く、一度ではなく何回か読まなければ自分の力にならなさそう。

1・著者について

著者は、古賀史健。

出版会社に就職し、翌年、フリーライターとして独立。
フリーの当初は日帰りバスツアーの案内文を作成。
その後、一般紙やビジネス誌の書籍作りに平均、年に10冊ほどライターとして携わっている。

そして、そのライターの仕事とは本の中でこう書いている。

各方面で活躍されている方々にインタビューをして、取材現場で語られる生き生きとした「話し言葉」を「書き言葉」に変換する。しかも、できるだけわかりやすい書き言葉に変換する。それが僕の仕事だ。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

彼の手掛けた作品には
インタビュー集『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』シリーズ(講談社)があり、シリーズ累計70万部突破している。

2・内容

はじめに

みんな話すことが出来るのにいざ文章を書くとなるとパタッと手が止まり全然筆が動かなくなってしまう。
話し言葉と書きことばが違うから。

ではどうすればいいのか?

ガイダンス

頭の中の「ぐるぐる」を、つたわる言葉に”翻訳”したものが文章なのである。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

翻訳をするにあたってまず練習として、聞いた話を「自分の言葉」で誰かに話すことを勧めている。

なんと、これは、作文嫌いな息子にしている方法と同じだ。と

うれしくなった。

作文を書こうとすると「書けない、書けない」しか言わないので、まず、話してもらっている。

うちの子はここですぐに作文に書いてしまうので全然つながってない文の集まりになってしまうのだが。

この練習をするときに意識してチャレンジすることが挙げられている。

この辺は小学生にはまだ難しそう。

第一章 文章は「リズム」で決まる。

五七五七七で揃えよう。のようなリズムではない。

感覚的な響きのリズムではなく文を読んで「読みやすい」か「読みにくい」かである。

一文一文はきちんとして書かれているがつなぎ合わせると、「ん?なんか変」と感じるもの。

それがリズムが悪い文章である。

(息子の作文だ)

読みやすいリズムのいい文章にするためにいくつか気を付けることが書かれてある。

なるほど。

とはいえ視覚的なリズムも大切であり、そのために気を付ける要素も具体的に書かれてる。

この辺りはよく「文章はこう書け」みたいな本と似ている。が、そこまでたくさん書いているわけでないので、気をつけられそう。

小学生にはまだ難しそう。

第二章 構成は「眼」で考える。

お勧めの構成は、「序論・本論・結論」の三部構成である。

ここでは原稿用紙枚以下の文章「日常文」の注意すべきポイントとして導入部分の大切さを述べている。

映画に例えてとても分かりやすく説明している。

論理展開は、主張・理由・事実の三層構造を守ると奇麗に書ける。

主張は必ず書く。

必要な理由がうなづける。

長い文章を書いても言うても、「結局あの人何が言いたかったかわからん。」ではいい文章ではないってことか。

事実において気を付けることは面倒な細部を描くこと。

細部まで描写することから読者を納得させることが出来ると。なるほど。

第三章 読者の「椅子」に座る。

古賀氏は文章を書く目的は読み手を動かすことだと書いている。

でも、私ってブログしか書いてないし。そんなブログ読者を動かすようなたいそうなこと書いてないし。と読み進めてみると

それを他社の目に触れる場に公表しているということは、心のどこかに「自分のことをわかってほしい」との思いがあるはずだ。「自分のことをわかってほしい」と願うこと、それは他者の心の変容を求めていることに他ならない。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

深い、深すぎる。ブログであろうと真剣に文章を書かなければと鉢巻を締め直す思いです。

また、読者を巻き込む日常文は「起 ”転” 承結」にせよ。と。

これは一度例文見ながらブログで試してみたい。

第四章 原稿に「ハサミ」を入れる

沢山、アイディアを出し、その中で、これ。というものを見つけて他は潔く消す。

何度も文章を書きなおしていると、ほとんどこの一文消えちゃう。ってことがよくある。

もったいないな。と思いながらも、物ではないので潔く消せる。

その方法でよかったんだ。と安心。

「この文章を読んで”映像”が思い浮かぶか?」
ダメな文章を読んでいて、もっともつらいのは「文字だけを追わされること」である。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

この後ブログを例に説明がある。確かにと納得できる。

最後は、何回か読み直すことも大切。

3・まとめ

文章を誰でも書いて投稿するこの時代、誰でもかけるからこそ、しっかりした文を書いて投稿したい。

そんな気持ちでいろんな文章に関する本を読みましたが、この一冊にほぼまとまっていました。

いろんなことが整理された感じです。

細かい技法というよりももっと深い部分の基本となる部分が多くありました。

また、ブログだったら、と説明しているものもあり、自分のブログを書く時の練習にしたい。

ぜひ、ブログを書いているすべての世代の人に読んでほしい一冊です。

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