映画『楽園』・原作は『犯罪小説集』短編二編

木と道 読んだ本

映画やドラマになる本なった本を読むのが好きな主婦ゆりです。
今回は、吉田修一さんの著書『犯罪小説集』を読みました。
読み終えた感想をまとめた読書メモです。

図書館で予約してた本がやっと来た


随分前に予約していたらしく、本を見たとき、
「なんでこれ借りたんだろう?」
と、思ってしまった。
調べてみると映画『楽園』の原作だった。
だから予約したようだ。

内容

『犯罪小説集』は短編5編からなっている。

・青田Y字路
・曼珠姫午睡
・百家楽餓鬼
・万屋善次郎
・白球白蛇伝

まず、青田Y字路を終えた直後は???が残り、
「続きは?」
「えっこれで終わり」
となってしまう小説初心者の私。

小説や映画など見ても

何が起こった!
なぜ起こった!
犯人だれ?
逮捕できた!

が一番気になるところ。

はじめの短編を読み終え、「えー終わりなの?」と思いながらも次の短編へ。

次々に読んでいくうちにどんどん引き込まれてしまう。

絵が、場所が、場面が、すごく頭に残る。
こんなど素人の私なのに。

青田Y字路では、紡と別れる時の愛華ちゃんの無邪気で少し寂しい笑顔。
百家楽餓鬼では、永尾が急に取り上げガツガツとスープを啜りだす場面。
曼珠姫午睡では、ゲームにいつまでもくらいついてくるゆう子のテニス姿。
白球白蛇伝では、大成の袖で拭っても止まらない涙があふれる場面。

特に万屋善次郎での
初めてのデートをしていた時の照れくさそうな優しそうな善次郎と
それとは対照的な後半の玄関の隙間から「そこから、入ってくんな」と言い放ったひどく醜くなってしまったであろう善次郎の顔が印象に残る。この時にはもう優しい頃の善次郎はどこにもいないのか。人はそんなにもなるものなのか。

哀しい。

犯罪を犯してしまった人の心よりも、淡々と出来事がつづられていることのほうが多く感じる。
なのに、どうしようもない犯罪者の悲しみがひしひしと伝わってくる。
悲しい、控えめ、少し弱い犯罪者たちが描かれている。

映画では

青田Y字路と万屋善次郎を合わせたのが映画『楽園』になっている。

二編が一つの物語になっているのだ。
どう、二つをつなげて、からめて、物語を作っていくのかにとても興味がわいた。
そしてタイトルに楽園とつけた意味はどう表現されているのか?

一人目の主人公である綾野剛。
もう一人の主人公である佐藤浩市。

豪士に綾野剛はイメージ通りだった。
ただ善次郎の佐藤浩市がスマートすぎる感じがした。
いい人だった人の豹変。
私のイメージでは笑福亭鶴瓶だった。

しかし、二人とも個性的で演技派の俳優。
俳優陣には期待大。

監督は『64ーロクヨン』の瀬々敬久
2020年には菅田将暉と小松菜奈ダブル主演の『糸』も公開。
最近、ぐんぐんきてる監督ですね。

是非映像も見たい作品です。

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