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映像がされたものの本を読むのが好きなアラフィフゆりです。
今回読んだ本は、表紙の天海祐希さんの悲痛な叫び顔から目が離せなくなってしまった本、
「老後の資金がありません」
を読んでみた感想です。
著者
垣谷美雨
初めて読む作品です。
内容
いつも読んでる本とジャンルが違います。
すごい事件が起きるわけではありません。
(少しおきますが)
誰かが事故や殺人で死んでしまうってこともありません。
(お舅さんは寿命でなくなり、お葬式費用が大変ってことはありますが。)
50代の主婦の日常がただただ書かれています。
(少しやんちゃなことをすることはありますが。)
同じ50代としてあるある。と頷くとこあり。
しっかり者の母が娘に心配してハラハラすることあり。
姑と義理の姉のうまく付き合いたいけど上手になれない親子関係あり。
親戚間の世帯年収格差のモヤモヤあり。
50代の仕事のついての悲惨さあり。
長年付き添ってきた旦那への複雑な思いあり。
微妙な友達付き合いあり。
感想
こう書くとあまり楽しい話ではない?
と思うのですがそんなことはないです。
主人公が心配症なんだけど、結構、明るく、何とかなるさ精神で本当に何とかなっているんです。
明るいサザエさんみたいな物語。
一日一日を一生懸命生きていたらこんなになっちゃいました。っていう明るいお話。
同じ世代はならではの面白さがありました。
特に主婦の微妙な友達付き合いはあるあるです。
世帯年収で、感覚がずれてくる。
お金の使い方が違いということはカフェに行っても気を遣う。
ということ。
お金を子供たちに使うにもやはり違いが出てくるわけで。
自分の使い道があっていたのか不安になり、その時自分で納得して使っていたにも関わらず隣の芝生が青く見えるわけです。
色々思うところはあるのですが、
最後は「ほんわかエンドになりよかったね。篤子さん。」って感じ。
読み終えた後、私も毎日できる範囲で頑張ろう。って思える本でした。
映画
監督は前田哲
見たことのある映画は
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
よかった。
実話ものが好きなこともあるんだけど。
みんなが不器用ながら一生懸命生きているんだよね。
それにジーンときて何度かウルウルしてしまった。
2021年秋公開予定
映画は2020年9月に公開予定だったものが延期となり、2021年10月30日に公開予定となってます。
主役の篤子を演じるのは天海祐希さん。
しっかり者でちょっとお人よしで頑張り屋さんで心配性な篤子にピッタリ。
姑役には草笛光子さん。
上品で天然で破天荒っぽくズバズバな物言いでおちゃめな姑にはピッタリ。
本ではフラワーアレンジメント教室が映画ではヨガ教室になっていたり、娘の結婚相手のイメージが違ったりしている。
映画と本とでは違った楽しみ方が出来そう。
予告を見る限り楽しく笑って映画館を出られそうな痛快コメディ映画になってる感じ。
調べてみると
舞台。
喜劇「老後の資金がありません」もこの夏秋にあるんですね。
こちらは本に沿ったあらすじっぽいです。
なんと!今週の生協の注文をしようと思ってみていると、チケット販売してました。
一般価格12,000円の一等席のチケットの組合員価格が半端ない。
値段にひかれるがこの夏二つも舞台の予定なので。
涙を呑んで見送ろう。
まとめ
50代まだまだいろんなことに頑張るわよ。と元気をもらえそう。
沢山笑えて明るくなる映像になってそうです。
色々見比べてみるのも面白いかな。
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