2冊とも「オードリー・タンの母」っていうより「先生」よりの本でした。

本 教育

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台湾のIT相オードリー・タンって最近よく名前を聞きませんか?

そう、コロナ対応でITを取り入れ話題になっている台湾の方です。

すごいなって人がいると、親御さんはどんな教育したのかすごく気になります。

そんな時、本屋でお母さまの本を二冊、発見。

早速、読んでみました。

子育ての悩みは全世界共通ですね。

参考にすることたくさんありました。

子供の才能を引き出す天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド

こんな本

李雅卿 著

李雅卿さんが創設した自主学習の学校、種子学園はどんな学校なのかってお話しです。

義務教育の小学校とは全く違う方針の学校の先生、生徒、保護者の方の成長、苦労、成功などがたくさん載ってます。

この学校、主体的にとはこのことか!ってくらい子どもにいろんなことをゆだねています。

が、よくないこと、最低限は護らなければならないルールはきちんとまもってもらう。

なかなか、一筋縄ではいきません。

成功例なども書かれていますが今も模索中の例もありとても正直。

ある方法を試し、うまくいかなければ違う方法を試しの連続。

先生たちは子どもが自主的学習をするために何をするべきか常に考えながら接している。

図書館、自然全部が教材。

国語と算数は必須

学校でしている科目別の教育の仕方も紹介しています。

国語

「どうして作文を習わなくちゃいけないの?」

に真剣に答える先生。

あまりできがよくない作文をもほめる先生を不思議に思う生徒の

「どう見てもよくないのに、なぜ先生は素晴らしいっていうの?」

の質問に生徒が納得するような答えをする先生。

国語の授業だけでも大変。

この後、選択科目の国語の授業の話は魅力的。

どんどん、みんなで楽しそうに詩を作っていく。

この詩の授業小学校でも出来そう。

算数

一方、算数はこの学校には向いている気がする。

机の上の数字だけで理解しようとしないから。

ドリルなどで数を勉強するのではなく具体的なものから数字を考えるので頭に入ってくるのだろうな。

また、算数のよくある「○○だからこうなる!」も「なぜ?」をきちんと考えるので「こうなる!」がしっかり頭に入り自分の物として使える算数になるのだろうな。

「私たちの数学科目では、子供が彼らなりの数学能力を利用でいることを導き出すことがいいと望んでいるのです。自分でより優れた数学概念を構築することが必要で、素早く回答を導き出すことがいいとは限らないのです。」

と、先生もおっしゃってます。

理科

これはもうどの学校でもかなわないんじゃないかな。

ってくらい。

自然という教材を余すところなく使って思う存分学習している。

芸術

主体的に動く子供たちが最も楽しく動くことが出来る分野ではなかろうか?

公立小学校にはない悩みがいろいろあってこれはこれで大変そう。

そして二冊目は

天才IT相オードリー・タンの母に聴く子供を伸ばす接し方

こんな本

李雅卿 著

こちらは、学園の保護者や生徒、先生の質問に李さんが一つ一つ答えていく形式で進んでいます。

ただ、お名前が載っているのですがなじみがなくて誰が誰かわからなくなってしまうのが難点。(私だけかな。)

子供が体が小さいのでよくいじめられます。どうしたら?

というものから

なぜ勉強しなければいけないの?

などいろんな悩みがあります。

また、

自分の子が学校で「何もしていないのにいじめられる」どうしましょう?

というの質問の答えの中では、

そのいじめられている生徒に起こった出来事をよく見たうえで

なぜそうなってしまうのか親御さんに説明されています。

そのうえで甘やかされ過ぎが原因ではと導き出します。

そして、甘やかされ過ぎた子供は親に本当の要求を無視されている状況にある。

そのため大人の注目を集めたがったり時には力で人を支配することがあると。

親は子供の要求に自分の心を傾け、子供が世の中と適切な関係を気づくため、子供に手を差し伸べる存在であってほしいと思います。そうでないと、人に尊敬され、好きになってもらえる子を育てるのは難しいでしょう。

と親のありかたを指摘しています。

よくお子さんとお友達の関係を見ています。
そのうえでこうなのではないかとお答えになっています。

いつも見守っている先生ならではのお答えです。

親として自分は大丈夫かちょっと心配になりました。

叱り方についての質問には

いい方法を提示し、声を荒げずに話すのがいいと。

いや、なかなかできんわ。

今日もかえってすぐ宿題しないので

何度目かの声掛け後、早速感情的に怒ってしまいました。

子供との関係に悩んでいる親には

最もいけないのは、自信がなく、優柔不断の親です。

主体的に計画させようとしても子供の計画が「毎日ゲームする」だったら?

でも頭ごなしに怒らない。なぜか聞く。理由を想像する。
一緒に考える。

うちはこうなりそう。
でも、一緒に考えてくれなさそう。
困る。

子離れできない親に

まだ親が子供の面倒を見られるうちに、子供の自主性や能力、独立心を育てておく必要があります。

まさしく、うちです。親が年寄りなので元気なうちに自主性育てたい。

等々、子育てで悩んでいる学園の生徒たちの事例ですが自分に置き換えながらたくさん納得させられることがありました。

でも、子育てってホント大変だから一般的にこうしたらいいんじゃないの話半分で聞きながらでいいかと。

たまに子育て本読んでこれ試してみよう。くらいの気分で。

親も試行錯誤で間違えたら違う方法で。
くらいの気楽な気分でいいと思う。

まとめ

預けている保護者も指導する先生も自由に放り込まれる生徒たちもみんな一生懸命なのが心打たれます。

オードリー・タンさんのお母さまの本だ。
と読み始めた私ですがどんな感じでオードリー・タンに接したかを書かれている本ではなかったので、少し肩透かし。
あれ?って感じではありましたがみんな同じように悩んでいるんだ。
自分だけではないよね。

読み物として面白かったです。

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