映画『唄う六人の女』の舞台挨拶が当たったので行ってきました。
10月29日、「大阪ステーションシティシネマ」でした。
登壇されたのは、出演する竹野内豊さん、山田孝之さん、桃果さん、武田玲奈さん、監督の石橋義正さん。
後ろの方だったので、皆さんの表情はよくわからなかったですが、楽しかったです。
映画の内容
実家の処分に田舎に帰る萱島森一郎(竹野内豊)、その実家の売買にかかわった不動産屋の宇和島凌(山田孝之)。
二人が手続きを終え、車に乗っていると事故にあう。
目が覚めると怪しい女たちが。
女たちの気持ちに近づく萱島。
女たちに敵意丸出しの宇和島。
萱島、宇和島はこの森の中から逃げられるのか?
この女たちの正体は?
唄う六人の女のキャスト
第一の女:水川あさみ
窪田正孝さんの奥様であります。
現在は朝の連続テレビ小説「ブギウギ」でお母さんされてますね。
明るいあの感じは全くなくただただ不気味なことをしている。
セミをボリボリ食べたり、芋虫いりのお汁作ったり、怪しい蜜みたいなのなめてたり。
さすがなんでもこなせる女優さんです。
第二の女:アオイヤマダ
この方が水中で優雅に踊っているところでいつも目が覚めた。
水の泡がほんと素敵。
キラキラしてる。
第三の女:服部樹咲
椅子に寝転んでひたすら上を見ている場面は舞台挨拶の説明なかったら絶対わからん。
第四の女:萩原みのり(ハギワラミノリ)
ここもまた、わからない行動をするのだが。
なぜか山田孝之と戦っている。???
もビジュアルの奇妙さと美しさを楽しむのが正解の映画のようです。森と自然の象徴としてなのか虫、カエル、ヘビなどが頻繁に登場します。ツンツンバシッ!!の水川あさみが美しかったです。萩原みのりがなんで斧で襲ってくるのかはよくわかりませんでした。
— わくらばてつや (@tetsuya50) November 5, 2023
第五の女:桃果
すごい!
桃果さん、存じ上げなかったのですが。
表情を作るのがとても上手。
「なんでこんなことをするの」と不思議そうな顔をしたり
「なんでこんなことをするの」と悲しそうな顔をしたり。
ずっと見つめているお顔はとても美人さん。
美人さんと思ってる方やはりいた。
#唄う六人の女
— 映画生活25年 (@cinemalife25) November 5, 2023
不可思議で神秘的、時に目を背けたくなるほど醜く、時に目を奪われるほど美しい。
終始無言の女優陣が見事、特に #桃果 が素晴らしかった。その表情と叫びが心に刺さった。
第六の女:武田玲奈
子供と戯れている場面がとてもやさしい雰囲気を醸し出してた。
映画の感想
実は前の日ほとんど寝ていなかった私は前半睡魔との闘い。
綺麗な映像やゆっくりした女たちの動きにまぶたが重く。
おまけに女たちが何もしゃべらないし、行動がおかしい。
セミとか食べてるし。
意味がよく分からない。
何のためにこんなことしているかもわからない。
頭の中が???
毎回、水の中の泳いでる?映像で目が覚める。
キラキラしてきれいなんだな。
途中から山田孝之さんのクズっぷりな演技でやっと頭が動き出した。
そして後半。
なるほど。
ファンタジー系が苦手な私には理解できない部分は多いが、監督が伝えたいことはなんとなく感じられたのではと思う。
舞台挨拶
映画だけではきっとこの映画って???
と、意味不明な部分いっぱいで終わっていたと思う。
今回、舞台挨拶があり、監督の思い、見どころなどが聞けたことで「映画見てよかった~」って思えた。
竹之内豊さんと山田孝之さん見たさに舞台挨拶に行ったが、監督の話が聞けたのがこんなに良かったなんて意外でした。
司会者のナイスな質問
司会者がよくわからなかった部分があると言って監督に質問してくれました。(ネタバレを含む)
司会者が監督に
「意味が分からないところがあったので教えてください」
と、言った場面。
【萱島が目が覚めたとき自分の体に一本だけ長い毛が生えてそれを触っているシーン】
私も意味わかりませんでしたが、結構時間かけてたのでなんか意味があるのかな。とは思ってました。
よくぞ、聞いてくれました。
司会者ありがとう。
実はこの場面。
監督のこだわりポイントでもあったらしい。
この場面の前に一人からたくさんの人に増えている場面があって。
それが実はシダ植物の天と地をつなぐ儀式らしく、1から翌日たくさんになるシダ植物に対し、人間は頑張っても翌日、毛が一本増えるだけなんだよ。
ってことらしくて。
そんなんわからんわ。
ただただ、何やってんの竹野内豊。
きっと自分の毛ではないなろうな。
とボーとみてた。
人間って頑張ってもしょせんこれくらいのことしかできないのよ。ってことなのね。
深い。
撮影裏話1
6人の女はみなさんセリフ無し。
動作や表情で見せなければならない。
水川さんがチョコをバリバリ食べているシーン。
そんなに食べる?と、気になったシーン。
実は気持ち悪くなるほど食べてたらしい。
だよね。
撮影裏話2
撮影したところは京都大学が管理する森「芦生の森」
トレッキングツアーなどでなければ入ることができない自然を守り続けてる森。
監督の思いが伝わり京都大学が厳しい条件付きではあるものの撮影を許可してくれた大切な場所。
見どころ
美しい森の映像はもとより、
山を守りたいと思い始めた萱島と人間の欲望そのままの宇和島の対比。
(山田さんの期待を裏切らない演技最高です。誉め言葉です。)
女の個性的な衣装、正体。
エンドロールまで目が離せない。
まとめ
私ほどの映画初心者はある程度分かってから見るのがおすすめかと。
何もわからず行くと意味不明すぎて。
【人間と自然の共生】
舞台挨拶で監督の思いが聞けて良かったです。
ぜひぜひ映画館に足をお運びください。
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